【台本配布】一人にしないで。

刀剣乱舞二次創作です。

※没作品に近いです。

※薄●鬼のとあるシーンの影響を受けてます。

 

二人用台本です。

堀川国広和泉守兼定であることを想定しているので、キャラの変更はお控えください。

 

使用の際は台本作成者が「桜夜」であることの明記をお願いします。

(こちらのURLの記載もあると嬉しいです。)

 

――― 以下、台本 ―――

 

堀川国広(ナレーション):この光景を見るのは何度目だろうか。あの人の死の瞬間をまた目の当たりにした。これが僕らの運命(さだめ)とはいえ、あまりにも残酷すぎる。

 

和泉守兼定:っ…土方さん………(涙声)オレはまた……

堀川国広:兼さん…これが在るべき歴史なんだ…

和泉守兼定:分かってる!…分かってるけどよ……やっぱ…辛すぎるんだよ……あの人の死を見なくちゃならねぇってのは……

堀川国広:そうだね……辛いよね…

和泉守兼定:…しかも、この後、現世に残ったのはオレだけじゃねぇかよ…また会おうって言って別れたってのに、結局会えずに…そのまま新撰組は終わった……オレがあの人の魂だって言われたって…!他の刀もそうだろ……!

堀川国広:…兼さんを1人にしてしまったのは、本当に申し訳ないと思ってるよ……僕だって、兼さんの傍に居たかった……でも、またこうして本丸で会えたから、

和泉守兼定:(国広の「会えたから」を遮るように)会えたけどよ、またいつかは”さようなら”を言う日が来るんだろ?…また、国広と離れなきゃならねぇんだろ……そんなの……

堀川国広:……安心して、どんな手を使っても、もう兼さんを1人にだなんてしないから。必ず、僕が傍に居るから…

和泉守兼定:国広…

堀川国広:だから、ね、とりあえず本丸に戻ろっか。

和泉守兼定:…おう。……傍に居るって約束、守ってくれるよな

堀川国広:もちろんだよ。約束しよっか。

 

堀川国広(ナレーション):お互いの本体をすこし出して、軽く当てて閉じる。武士としての約束。…かつて、土方さんもやったであろう、儀式。

 

和泉守兼定:……っよし、…なんか、かっこ悪いトコ見せちまったな

堀川国広:僕だから見せてくれるんでしょ?

和泉守兼定:…そうに決まってんだろ

堀川国広:えっ?今なんか言った?

和泉守兼定:なんも言ってねぇーよ!さっさと主に報告しに行こうぜ

 

――― 終了 ―――