【台本配布】春の頃

※オリジナル台本です。

 

一人用台本です。

一人称、口調、性別などは変更して構いません。

 

使用の際は台本作成者が「桜夜」であることの明記をお願いします。

(こちらのURLの記載もあると嬉しいです。)

 

(実は元ネタがあるので台本下にて解説を勝手に入れます。)

 

――― 以下、台本 ―――

 

春。

僕はこの季節が嫌いだ。

そう思いながら、僕は桜の木へ向かう。

花束を手にしながら。

「また、この季節が来てしまいましたね。」

誰かに届くわけでもないのに、そう呟きながら花を置く。

「…貴方が居なくなってから、何度目の春でしたっけ。」

どうせなら、幸せに亡くなって欲しかった、なんて願いもあるけど、貴方はそれを望まない。

もちろん、長生きして欲しかったのが1番の願いだけれど。

「ほんと…1人で突っ走って、最期まで走りきって、自分よりも仲間を大切にして……馬鹿ですよ貴方は…そんな貴方が大好きです……」

柔らかな風が、頬を撫でる。

桜はひらひらと舞い落ちて、花束の上に乗る。

まるで、僕の枯れ果てた涙の変わりみたいに。

「また、来年も来ます…それまで、僕が生きてるのか分かりませんけど。」

去年もこんな台詞言ったっけ、と思いながら、僕はその場を後にした。

春。

来年も、その先もずっと、僕はこの季節が嫌いだ。

 

――― 終了 ―――

 

 

【元ネタについての解説】(一部検索避けしてます)

元ネタは歴史上の人物の「土方●三」になります。

歴史上…といいつつ若干薄●鬼じゃね?とか思ってます。意識してないからしょうがない。

薄桜●だと思った方はぜひ主人公ちゃんで……()

台本書いてる時は圧倒的に刀剣●舞の堀川●広で書き進めてました。堀で想像しながら書くと筆が進む進む。

とまぁ、こんな感じの元ネタでした。

元ネタとはいえ、この台本は誰かに当てはめてるわけではないので、色んな事を思い浮かべながら読んでください!

あと、桜の木の下には…っていう言葉もあるなぁとサイトにまとめているときに思いました。